Excelでのダイナミック・ヒストグラム・チュートリアル
このチュートリアルは、XLSTATソフトウェアを用いてExcel内で動的なヒストグラム を作成する2とおりの方法を説明します。 XLSTATで伝統的なヒストグラムを作成するには、こちら にチュートリアルがあります。2つの事例を紹介します。
ダイナミック・ヒストグラムを作成するデータ
データと結果のExcelシートは上のリンクをクリックしてダウンロードできます。
ケース 1
ダイナミック・ヒストグラムを作成するためのダイアログ・ボックスのセットアップ (ケース 1)
この事例では、 2つの手法を用いて測定を行ったと想像してください。データは2つの異なる列で記録されていて、測定が同時に行われたのではないので、2個の標本は独立です。
XLSTATを開いて、XLSTAT / データ記述 / ヒストグラムコマンドを選択するか、データ記述ツールバーの対応するボタンをクリックしてください(下図)。
ボタンをクリックすると、ダイアログ・ボックスが現れます。Excel シートでデータを選択してください。
データ は、A列とB列にあります。
オプションタブで、ヒストグラムの区間数を5に設定します。我々は標本を比較したいので、“副標本の比較” オプションを有効にします。
我々はデータが正規分布に従うと考えるので、正規分布曲線をデータに適合させて表示することを選びます。
OK ボタンをクリックすると、計算が始まります。そして、結果が表示されます。
ダイナミック・ヒストグラムの解釈(ケース 1)
最初のチャートがダイナミック・ヒスグラムです。チャートの左上のリスト・ボックスは、どの副標本を前面に表示するかを選ぶことができます。
2番目のチャートは、2個の標本と対応する適合された正規分布を見ることができます。
ケース 2
ダイナミック・ヒストグラムを作成するためのダイアログ・ボックスのセットアップ(ケース 2)
この事例では、製品の系列を測定するために、1個の手法を使用したと想像してください。測定値は、2人の異なるオペレータ (0 / 1)によって記録されました。探索フェーズでは、 それらが異なるかどうかを視覚的に調査します。
XLSTATを開いて、XLSTAT / データ記述 / ヒストグラムコマンドを選択するか、データ記述ツールバーの対応するボタンをクリックしてください(下図)。
ボタンをクリックすると、ダイアログ・ボックスが現れます。Excelシートでデータを選択してください。
データはA列にあります。どちらのオペレータが測定したかを示す情報が、C列に記録されています。
オプションタブで、ヒストグラムの区間数を5に設定します。我々は標本を比較したいので、 “副標本の比較”オプションを有効にします。すべてを一緒にしたデータの分布を見たいので、“全標本と比較する”オプションも有効にします。
我々はデータが正規分布に従うと考えるので、データに正規分布曲線を適合させて表示することを選びます。
OKボタンをクリックすると、計算が始まります。そして、結果が表示されます。
ダイナミック・ヒストグラムの解釈(ケース 2)
最初のチャートがダイナミック・ヒストグラムです。チャートの左上のリスト・ボックスは、どちらの副標本を前面に表示させるかを選ぶことができます。 X1 は、融合されたデータです。下図では、それは2つの副標本に隠されて、後ろにあります。
2番目のチャートは、各オペレータに対応する2個の副標本と全標本に適合された正規分布を見ることができます(前標本と比較するオプションが有効になっていない場合は、それは各服標本について表示されます)。
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