Excelでの1標本分散検定チュートリアル
このチュートリアルの目的
このチュートリアルの目的は、観察された分散が理論分散と異なるかどうかを確認することです。この目的で我々が操作する検定は、統計的工程管理でとても便利です。.
1標本分散検定を実行するデータセット
釘の工場で釘製造機械を導入しました。技術者は、その機械が σ = 0.065 の標準(標準偏差)よりも低い変動の釘の頭の直径で釘を製造するかどうかを検定しようとします。
データは、その機械で製造された50 個の釘で測定された釘の直径です。こちらをクリックしてダウンロードできます。
XLSTATでの1標本分散検定のセットアップ
メニューパラメトリック検定に行って、1標本分散検定を選択してください。
一般タブではデータ・フィールドの下でデータを選択します。
オプション・タブでは、近似的な理論分散のフィールドを入力してください: σ² = 0.065² = 0.004225.
すべて設定できたら OKを押してください。 新しいシートに結果が表示されます。
XLSTATでの1標本分散検定の結果の解釈
推定された母集団の分散は 0.0024で、これは0.004225の標準よりも低いです。さらに、観察された分散は、カイ2乗95%信頼区間 ] 0.0016, 0.0037 [ に関連づけられており、これは標準を含みません。次の p値(0.0103) は、有意しきい値アルファ (0.05)よりも低いです。したがって、我々は、過誤のリスクが 1.03% で、その機械は釘の頭の直径の変動が標準よりも有意に低く釘を製造する、と言うことができます。
釘の頭の直径の平均はどうか?
釘の頭の直径の平均も、1標本 t検定を用いて標準と比較することができます。
この記事は役に立ちましたか?
- ウイ
- いいえ