Excelでの確率計算チュートリアル
このチュートリアルは、XLSTATソフトウェアを用いてExcel内で、確率密度関数、累積分布関数、逆累積分布関数 を計算する方法を説明します。
確率分布とは何か?
確率分布とは数学ではmeasureと呼ばれる特別な種類の関数です。それはランダムなイベントを それらの確率に関連づけることを可能にします。ランダムなイベントとは、たとえばサイコロを振って2の目が出るとか、2人の顧客が同時に郵便局に到着するとか、よくシャッフルしたたくさんのカードからキングを引くというようなことです。
ランダム性が発生するような特定の状況を記述するために、多数の確率分布が開発されてきました。ランダム性とは、無知または不完全な知識の表現です。サイコロを振る際、開始時の動きの完全は知識により、いつ、どこで、どの目で停止するかを知ることはできます。しかし、それはとても複雑なので、特定の確率で各面が出るのであって、イベントの発生はランダムであると推定する方が望ましいです。より詳しくは、こちら を参照してください。
このチュートリアルの目的
ある人が特定の期間で毎日職場で受信するEメールの本数をカウントしています。このイベントの発生は、平均レート(ラムダ)が5に等しいポアソン分布に従うと仮定しましょう。
この情報に基づいて、次のことを計算します:
- 1日に10本のEメールを受信する確率。
- 1日に3本から6本の間のEメールを受信する確率。
- 受信する確率が0.8であるようなEメールの本数。
我々は確率密度関数の可視化も行います。
XLSTATでの確率計算器のセットアップ
XLSTAT / 数学的ツール / 確率計算器 コマンド(下図)を選択してください。
確率計算器ダイアログ・ボックスが現れます。
ダイアログ・ボックスの左側で、分布を選び、パラメータを入れて、密度関数、累積分布関数(CDF)、または逆CDFを計算するかどうかを選んでください。
ダイアログ・ボックスの中央部で、どこに出力を表示させたいかを選び、計算された確率をインタフェース内に可視化します。
ダイアログ・ボックスの右側で、分布関数を可視化します。
ドロップダウン・リストからポアソン分布を選択して開始します。
そして、1日あたりのEメールの平均受信数に対応するラムダフィールドに値 5 を入れてください。ラムダは、イベント率(event rate)、またはレート・パラメータと呼ばれます。
1日に10本のEメールを受信する確率は?
1日に3本から6本の間のEメールを受信する確率は?
受信する確率が 0.8になるようなEメールの本数は?
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