Excelでのパラメトリック生存曲線分析チュートリアル
パラメトリック生存曲線を実行するデータセット
データと結果のExcel シートは、 こちらをクリックしてダウンロードできます。
データは、[Gehan E.A. (1965). A generalized Wilcoxon test for comparing arbitrarily singly-censored samples. Biometrika, 52, pp 203—223] からの引用で、実際の白血病の患者の回復時間(週)を調査する無作為化臨床試験です。
パラメトリック生存曲線分析の目的
我々のゴールは、患者の生存時間にWeibull分布がよくあてはまるかどうかを決定し、患者のグループを比較することです。
パラメトリック生存曲線分析のセットアップ
XLSTATを開いて、XLSTAT / 生存時間分析 / パラメトリック生存曲線 コマンドを選択するか。
ボタンをクリックすると、パラメトリック生存曲線ボックスが現れます。Excel シートでデータを選択してください。
時間データは、患者が再発するか、または打ち切られたかの期間です。
状態インジケータ は、任意の時間で患者が再発した(イベント・コード=1)または打ち切られた(打ち切りコード = 0)ことを記述します。 Weibull分布を選択します。
患者が対照群(コントロール・グループ)に属するか処置群(トリーテッド・グループ)に属するかの情報をXLSTATが考慮に入れるように、グループ情報を選択する必要があります。
Weibull分布を選択します。
OKをクリックすると計算が始まります。そして、新しいExcel シートに結果が表示されます。
パラメトリック生存曲線分析の結果の解釈
最初の表は、1番目のグループのデータの要約う表示します。
次の表は、そのグループの切片のパラメータと有意水準およびWeibull 分布のスケール・パラメータを表示します。
これらの係数が有意であることがわかります。
そして、生存分布関数(SDF、または生存関数、または信頼性関数)を含む複数の曲線を可視化できます。
これらのすべての結果が、対照群に関しても表示されます。
両方の係数が有意です。
最後に、両グループのプロット比較が表示されます。
対照群の生存時間が、処置群よりもかなり短いことがわかります。
各グループについて、Weibull分布で得られた4分位(パーセンタイル )も表示されます。処置群の平均(中央値)時間は 25.75 です。
説明変数も含まれる場合は、パラメトリック生存時間回帰モデル が使用できます。
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